Diving Cowboy

電脳世界のデフラグを。

【PS4】ポータルナイツ レビュー【サンドボックス】

マインクラフトが流行りに流行って、所謂サンドボックス系の類似品が量産されました。その中でもSteamで人気となったものの幾つかはコンソールに移植されるまでになっています。たとえばテラリアだったり、このポータルナイツだったりです。

※マルチが売りの一つである作品でもありますが、あくまでソロでの感想となります。

 

 

マインクラフトとの違い

 ポータルナイツの大きな特徴といえばRPG要素」です。

基本的な流れとしては

「島の探索→ポータルの欠片を6つクラフト→次の島へ」

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を繰り返します。幾つか島を渡り歩いた後、薄味のストーリーが申し訳程度に添えられ、ボス戦となります。

ボス戦は単純な〇連打ではなく、敵の弾をはじき返さないとダメージが通らないなど、意外とギミックに富んでいます。

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マインクラフトと違い、雑魚敵もバリエーション豊富ですし、HPバーなどもあって、こちらもレベルと装備を整えないと厳しいバランスとなっています。

ただあくまでアクションRPG要素はオマケなので、攻撃パターンは1つしか無いし、ロックオンしないと回避行動が出来ない上に、逆にジャンプが出来なくなるなど、作りこみは甘いです。 

レベルデザインに難有り 

ボスを倒す度に基本素材が「銅→鉄→金」となっていき、「作業台」もバージョンアップ出来るようになります。

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武器防具は一見豊富に見えますが、前述の基本素材が無いと作れないので、結局はボスを倒さないと次の装備が作れないという形になります。

残念な部分として、結構すぐその段階での最強装備は作れてしまうので、ボス前まで作る物が無くなり、さっさと先に進めようとせざるを得ない。

サンドボックス系の醍醐味は素材集めであり、宝探しにありますが、このタイトルは「先に進めないと新規素材が出ない」というシステムが自由度を狭めています。RPG要素を入れたことの弊害が悪い方向で発揮されてしまっています。

個人的には良く言われているロードの長さはそこまで気になりませんでした。自宅に戻るのが面倒なくらい。

ただ、偶然見つけた洞窟でモンスターを蹴散らし、宝箱を見つけるという冒険は、興奮に値します。サンドボックスとしての楽しさは十分にあるだけに、ウォーキングシュミレーター的な遊び方がしづらいのはもったいない部分でした。 

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ゲームデザイン 

キャラメイクやUI回りはわかりやすく使いやすいと思います。サウンドもこのジャンルに良くある環境音楽アンビエント的な形で心地よいです。

モデリングもレゴシリーズのようなデフォルメされたキャラクターなので、違和感無く、ゲームに入り込めます。

不満点としては、家具の数は多くありますが殆どがただの置物となっており、使い道が無い所です。みんなで家を作るなど、この辺りもマルチの楽しみになるのでしょう。

 

半分インディーゲーム的な扱いもあって、現在値段も下がっているので、興味ある方はいかがでしょうか。ある程度は楽しめると思います。