Diving Cowboy

電脳世界のデフラグを。

【攻略】ランス10 ほどほどに早く2部解放を目指す

もう今年のGOTYが決まってしまいました。このランス10です。

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30年間、同一主人公で、同一世界線で展開を広げてきたシリーズが遂に完結。

非常に難易度が高いし、イベントの数も膨大ですが、まったく飽きずに楽しめました。

洋ゲーは日本語のローカライズが少なくてAAAタイトル位しか遊べないし、英語圏の人はうらやましいなあって思ってましたが、考えが180度変わりました。

ランス10がプレイ出来ないなんて、英語圏のゲーマーはなんてかわいそうなんだと!

エロゲーだからこその規制の無さによって表現方法も無限だし、緻密に作られたゲームバランスは、納期に追われる&自由に作れない為に、クソゲーを連発する大手メーカーには到底できない芸当です。

正直言ってFF15の100万倍面白いです。

熱くなりましたが、それほどの熱を持ったタイトルですので、是非プレイしてほしいのですが、情報が膨大で複雑すぎる。

まずは慣れるのが難しいゲームなので、2部解放を出来るだけ最短で出来るよう、流れをお伝えしようと思います。

 ※実績名のみです。ストーリーには触れません。それすら嫌な方は見ない方が吉。

 

2部開放までの流れ

あくまで私が辿った一例となります。もっと色々なイベントや周回を重ねたほうが楽だと思います。なお、最初は何も見ず、思うままに進めるのが良いと思います。ちなみに私は1週目は異界エンドでした。ボスが強すぎで困った。以下は効率的に進める場合。

 

1週目

ターン1 

チュートリアルなのでそのまま進める。

チュートリアル後のセーブデータを作っておくこと(セーブA)

→そのまま放置(クエストリタイア繰り返し)で

「人類全滅エンド(+CP1)」…全ての国を滅亡させること 

セーブAをロード

ターン2~5 

1ターンに2回行動でき、前半は国の支援、後半は魔人討伐となります。魔人戦は正直半分イベント戦闘なので問題なし。あまり魔人を討伐すると難易度が上がるのでほどほどに進めましょう。

最悪全部滅ばなければいいので練習だと割り切るといいです。

ただ自由都市は放置すると5ターン目で必ず滅ぶので気を付けること。滅ぶとエレノアが使えなくなり、異界のボスで超苦労する可能性があります。自由都市はできれば守りましょう。その為、エレノアを持っていなかったらここまでで粘りましょう。

→作戦クエストで「魔王探索」が出たらセーブ(B)

→そのまま放置で「魔王ケイブリスエンド(CP+1)」…6ターン目まで美樹を保護しない

 

セーブBをロード

魔王探索を行い、美樹を保護。

→拠点イベントで美樹のイベント後、作戦クエスト「魔王を異界に帰す」で「異界に帰す」

→異界の2つ目の敵がめちゃめちゃ強いので、エレノアの睡眠と香姫の毒でのハメ殺し推奨です。

「異界の魔王エンド(CP+1)」

 

2週目

ここまでが味付けの段階。この後JAPANルートに入るのですが、初期値だと厳しいので最初からやりましょう。

CPは「★ランク+5」を2つと「部隊ランク上昇」を取得すると初期値から強いので楽です。

 

ターン1~6

「1~3つ国を維持」しつつ「魔王探索」を行います。

JAPANルートに入った後、何ターンか自由行動不能になる上に、(ルートに関わらず)人類死亡率が50%を超えると強制的にゲームオーバーなので、1国は魔人2体討伐、自由都市は陥落させる、その他2国は魔人1体討伐位にしておくといいかなと思います。JAPANルート前で人類死亡率30%位が目安。

また、徴兵や全地域支援があればやっておくと安全度が増します。ただし、徴兵はこちらの戦力アップが出来ないので1回に留めること。

ちなみに、ヘルマンを後回しにすると、結構な重要キャラが早い段階で死亡してしまうので最初に討伐するのがおすすめです。(魔人バボラ) 

ターン7

魔人レッドアイ襲来後、自動的にJAPANルートに入ります。前述の通り何ターンか自由行動不能となります。

 

ターン8~9

強制イベントの為動けず。

 

ターン10

JAPAN内紛をクリア。ボスの黒部は正面から殴り合っても勝てますが、状態異常耐性がガバガバなので、毒や手裏剣があると楽です。

 

ターン11

セーブ(C)後、準備フェイズにて九州の魔軍を迎撃を選択し、魔人ケイブリスを撃破

「魔王美樹エンド(CP+1)」

1週目じゃ厳しいのがここの部分。ケイブリスが強いです。ただここまで真面目に進めていれば勝てます。ただし睡眠は効かないので要注意。やっぱり毒が便利。

→セーブCをロードし、作戦フェイズで冒険シベリアを進める

「タイムカプセルエンド(CP+1)」

→セーブCをロードし放置→人類死亡率50%突破→「勇者の成就エンド(CP+1)」

 

3週目

下準備は済みました。ここまででCP6です。「★ランク+5」×2「部隊ランク上昇」×3、「なんでもあり」を取得

さて3週目は2部解放の条件を達成しつつ、Aエンドを目指します。おすすめは「海からエンド」

 

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ターン1

敵ごとに「必ず」宝箱を手に入れましょう。

このゲームはカード数=戦力です。細かいセーブが超大切です。出来ればこの段階で村人テオマン+ニーナがあると、その後無双できます。

各国の女王様達のカードが確定入手ですが、育てたほうがいいのは「リア」と「香姫」です。

リアは超高威力攻撃持ちなので、後述のホーネット奪回やケイブリス戦などでいると便利だし、置物としても割り込みが入るので良い。香姫はやはり毒の使用頻度が高いし、魔人ガルディアではキーパーソンとなります。あとはイージスも育てましょう。AP0攻撃持ち。

 

ターン2

「4地域無事」のために、効率的に動きましょう。

ここでは「女の子モンスター迷宮」をやっておくこと。なお、拠点フェイズで「ウェンリーナーの繁殖期」は絶対やらないように!「法王特権未使用」が達成されなくなります。

また、拠点クエでは「聖女の子モンスター」をやって、LV45ランスを手に入れておきましょう。ランスカードの中でこれしか遠隔攻撃がありません。これがないとハウゼル戦で詰みます。レイにも反撃を受けないでバリアを破れるので有用です。

なお、戦力の増強のためにはカードを集めまくる必要がありますが、意図的に狙えるのはモンスター系なので積極的に捕獲しましょう。そのために有用なのがルーベランなのですが、前述の魔人バボラを放置していると殺されてしまいます。このターンに済ませましょう。

2枚抜きでケッセルリンクを倒すと後々仲間になる可能性が残るので、可能なら倒しておくのがいいかも。確定入手はロレックスを選択。AP0持ち。

ターン3

自由都市でレイ撃破がおすすめ。最後の一騎打ちに応じてしまうとレイが死ぬので、みんなで倒しましょう。なお、2枚抜きは旨味が少ないのでやらないほうがいいかも。戦闘チャンス減るし。

また、途中で選択肢がありますが、船を見に行くこと!これが「海から」のフラグとなります。一応後でもう一回船を見に行けるチャンスがあります。

ターン4

リーザスの魔人退治。ハウゼルorシルキィはお好みで。

一発の火力に自信があるならシルキィの方が楽かな?個人的にシルキィは途中のイベントが辛いので助けたくなります。普通に進めれば仲間になります、ホーネット奪回のキーとなっているので注意!

なお、2枚抜きすると後々レキシントンが仲間にならなくなるので非推奨。

確定入手ではリックを選択。

ターン5

ゼスの魔人退治。ガルディア戦です。大食い勝てれば楽ですが、かなり難しいので普通にクリアしましょう。毒作戦は半分イベントのようなものです。

途中で山賊エレナに襲われ、花屋版か山賊版か選ぶ形になります。山賊版はホーネット奪回で優秀なのでこちらがおすすめ。

ターン6

ここで魔王探索を実行しましょう。健太郎がいるとランスがいなくてもバリアを破れます。キャラとしても非常に優秀。

ターン7

シャングリラ攻略。これをやらないとランス城が浮遊しません。なお、こちらも途中で分岐がありますが、「必ず、必ずシャリエラを選ぶこと!!」このゲーム屈指のチートキャラです。これを選ばないと後々仲間になりません。

ターン8

ランス城浮遊ルート(強制イベント)です。これが準備フェイズに該当します。

作戦フェイズで「ホーネット奪回」を選びましょう。途中でターン制限がありますが(4戦で7ターン以内)、ゲーム内でのアナウンスが淡泊なので見落としがちです。要注意(1敗)

1戦目は暗殺。それ以降はAP0でジャブを打ちながらAP回復役がいれば使い、貯めたAPで殴りとばしましょう。ケッセルリンクやテオマン、リア、エレナが優秀です。

ターン9~11

「4地域無事」のためにうまく立ち回りましょう。ただ魔人を倒しすぎると難易度があがるので注意。最終決戦の時に難易度13位を目安にしてください。また、人類死亡率も50%超えないように気を払いましょう。

それと並行して戦力の増強、ホーネットの育成は行っておきましょう。なお、ターン12の「20海里」で所属キャラが半分になります。育成キャラを集中しすぎると詰むので、満遍なく育てましょう。特に女性キャラが重要となります。紀伊やイージスを中心に育成すること。(AP0持ち)ただクルーチェは最後まで使用不可なのでご注意を。

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亜人ポピンズ」が出たら実行しましょう。必ず、必ず壁を破って、魂管理局まで行くこと!(1敗)魔人ますぞえは倒すと難易度があがるので無理しなくてもいいと思います。→「魂管理局との邂逅」

 

ターン12

「20海里」

前述の通り、男性を中心に半分近くのキャラが使用不可となります。準備はしっかりと行うこと。こちらのHPが下がるので敵が硬くて大変ですが頑張りましょう。

 

ターン13

「本拠地強襲」

ついにケイブリスとの最終決戦です。シャリエラの有無で随分難易度が変わります。

基本的にAP3まで貯める→シャリエラでAP10→ホーネットで殴る

の繰り返しで勝てます。ダウン攻撃は祈るのみ。

保険にテオマンやケッセルリンクハニーキングがいるとなお良し。

ちなみにダンジョンの途中で使用不可のキャラが返ってきます。

 

エンディング

「Aエンド 海から」達成です!

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ケイブリス討伐」「ホーネット奪回」「魂管理局との邂逅」「法王特権未使用」「4地域無事」

をAエンドクリア時に達成していることが2部解放の条件です。

もちろん1週で全部達成する必要はないので、難しそうなら2回に分けましょう。私はポピンズで壁を破壊せず進めてしまい、もう1週する羽目になりました。運悪くセーブ整理した後に気づくという。

 

そして「2部へ」……

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おススメユニット

最後に戦闘を有利に進めるためのおすすめユニットをご紹介。

 

「AP0攻撃持ちキャラ」

→後半に行くにしたがってコンボ数稼ぎが重要になります。特にランス(LV55)とリック(LV58)はスキル2つともAP0なので、毎ターンノーコストで攻撃できます。おススメ。

あとは確実に手に入るロレックスやイージスも育てましょう。リーザスやヘルマンは行動阻止系と被るので、AP0系を手に入れたら幅広く育てましょう。

 

「手裏剣持ち」

→70%の確率で敵の行動1つを阻止します。確実に手に入る、見当かなみ(LV40)は必ず育てましょう。手ごわいボスであるほど、手裏剣の枚数が勝ち負けに直結します。

 

「毒・睡眠持ち」

→毒は現在のHPの10%ダメージ(3ターン)、睡眠は3ターン完全待機です。(殴ったら起きる)デバフは2つ以上掛けられるので、毒+睡眠が運よくかかれば、毎ターンこちらはAPを貯めつつ、相手は何も出来ずHPを削られていきます。運ゲーです。

確定入手の香姫はAP1で毒100%なので非常に便利です。が、ボスは大抵状態異常レジストを持っている(25%とか)ので、確実に毒には出来ません。睡眠はエレノアがAP1で睡眠80%です。二つかけられれば確かに強いですが、運ゲーなのでどうしても倒せない場合試してみる位でいいと思います。ただ香姫は魔人ガルディアで使いますし、毒単体でも非常に強力なので、ぜひ育てましょう。

 

「回復スキル持ち」

→このゲームの回復はAP累積のものが多く、気軽には使えません。ただ極端に戦力が足りていない場合を除き、回復ポイントまで耐えられない事は稀なので、基本的にはボス戦を重視します。その場合役に立つのは「使用後ダウン」の回復キャラです。リーダー入れ替えの際に使えば、所属の一番ランクが高いキャラが出る仕様となっています。特にJAPANは回復持ちが多く所属しているので、誰も育てていないということが無いようにしましょう。

 

「使い捨て一発キャラ」

→一度しか使えないけど非常にコスパが良いという技を持っているキャラがいます。特に「亜人ポピンズ」で確定入手できるJAPANの柚原柚美は2つとも一発技となっているので、食券などで鍛えておくとボス戦で役立ちます。確定入手だと、最序盤で手に入るフル・カラーも同様に強力です。

 

「単純に優秀」

→村人テオマン+ニーナの首、ケッセルリンク、ホーネット、ハニーキング、魔物の大隊長達は普通に強いです。特にテオマンは使うとバランスが崩れる位強いので、運良く手に入れたら必ず育てましょう。くっそ強いです。ケッセルリンクとホーネットは条件が厳しいだけあって、非常に強力です。正直CP6位ないとキツイと思いますが、頑張りましょう。

 

以上、ほどほどにイベントが見れ、ほどほどに2部解放が早いルートを紹介しました。

これ以外にもエンディングは膨大にありますし、食券イベや拠点クエなども沢山あるので、2部クリア後に見てみるのも良いと思います。

2部はランスシリーズの最後にふさわしい内容となっています。是非ご自分の目で確認してみてください。

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アニスの千鶴子いじり好き。 

【トロコン】Life is Strange 親友と時間と記憶の物語【感想・レビュー】

※ネタバレ有

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主人公マックスは写真家を目指す、ちょっと内気な18歳の女の子。名門ブラックウェル高校に編入できたことから、5年ぶりに地元であるアルカディア・ベイに帰ってきた。

内気な性格もあってか、個性が強いクラスメイトに上手く馴染めないでいたある日、女子トイレで青髪の女の子が射殺されるのを目撃してしまう。その途端時が遡って…

という導入部分から始まるアドベンチャーゲームです。

フランスで開発された当初は、パブリッシャーが中々見つからず困っていた際に、スクウェアエニックスに声をかけられて発売出来たという経緯があるそうです。

2015~6年、海外を中心に多くのゲームアワードを獲得し、日本のゲームファンも魅了しました。 

ストーリー概要 

基本的にはストーリードリブンの中で気になった部分を「調べて」、選択肢を「選びます」

マックスが取った行動によって、その後の展開が変わってくる。どころか、究極の選択の成否にも関わってきます。また、特異な能力として、「時を巻き戻す」事が出来るので、選択をやり直すこともできます。この能力を使って、ある事件を追いかけるのがストーリーの本筋となります。

このゲームが評価された要因は「究極の選択」にあります。

全5章で構成される物語ですが、2章でのいじめられっこのケイトを「助ける」「助けられない」か、前述の調査によって、ケイトを自殺から救えるかどうかが決まってきます。言い換えれば、いかにケイトに興味を持っていたか非常に大事となります。

ちなみにここでは時間巻き戻しが使えないので、一発勝負です。かつ、ケイトを助けられなくてもストーリーは進みます。ドラクエ理論に慣れている日本人からしたら、どうせやり直しでしょう?と思うところですが、ところがどっこい…夢じゃありません…そのまま進みます…

また、4章で親友のクロエを「救う」か「救わない」か。

そして最後の選択で「クロエ」を犠牲にするか、「町」を犠牲にするか。 

クロエ・プライス 

ストーリーの冒頭で射殺されてしまう青髪の女の子が、5年ぶりに再会した、マックスの親友クロエです。このクロエは本来「死んでしまう」運命なのですが、マックスの能力によって生きる運命に書き換えられます。その後、不自然な位に何回もクロエが死に掛けるのですが、明らかに意図があるような気がしてなりません。まあゲーム性を持たせる為と言ってしまえばそれまでですが…

そして最後、マックスが能力を使ったことで多くの人の未来が捻じ曲げられ、結果、竜巻がアルカディア・ベイを破壊するという未来に収束してしまいます。クロエは最初から無かったことにすれば竜巻は起きないとして自らの死の運命を受け入れる覚悟を決めます。果たしてマックスはどちらを選ぶのか…

 

私はノータイムで「クロエを救う」未来に決めました。

だって、「これまでやってきたことがすべて無駄だったなんて思いたくないじゃん!?」ってのが理由です。

章ごとにプレイヤーがどちらを選んだか見れるのですが、最後の設問に関しては、ほぼ半々でした。

その後、もう一つのエンディングも見ましたが、、、

うーん。やっぱり正史はクロエ犠牲の方っぽいなあ。

 

トロフィーについて 

トロコンは非常に簡単です。調査をしている時に撮影が出来るものが時々ありますので、それを集めていきます。日記にもヒントがあるのですが、隅々まで調べていればおおよそ見つけることが出来ます。残りは攻略サイトと。プラチナも簡単なのでトロフィー狙いの方にもおすすめです。 

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記憶に残る体験 

様々指摘があるように、全体的に見るとストーリーのデザインは「平凡」です。事件の犯人へのミスリードも正直革新的なものではなかったし、グラフィックもお世辞にも綺麗とは言いにくいです。味はあるけど。

では何故ここまでの評価を受けているのか、それは前述の「究極の選択」「作品が持つ雰囲気」に他なりません。

物語の冒頭、授業後、鬱々した気分で廊下に出たマックスはおもむろにイヤホンを耳につけます。そこで「SQUARE ENIX」の文字と共に音楽が流れ、真っ直ぐの廊下を歩くと、回りには生き生きと生徒が描かれており、アメリカの高校の雰囲気を感じられます。(リアルかどうかは知らん)

こういった演出は心をグッと捕まれるなあ。 

あとは日記の使い方がとても上手く、マックスを初め、登場人物のバックボーンや、マックスが本当はこの時点何を考えていたのかなどが本当に細かく記載されています。

まあ台詞もそうですが、フォントについては何も言うまい。慣れるけどね。

文字関係でもう一つ言うと、ローカライズは完璧です。良い感じで若者言葉も使っているので、ニュアンスが判りやすいです。苦労したんだなあ…ってのが良くわかります。

日本語のローカライズに本当に気を使うようになったのって、やはりベセスダ系の反面教師なんですかね。ゲームは最高なのに…。個人的には味があって結構好きですが。赤のラグナルとか。

後はマックスが本当に可愛く見えてきます。マックス自身の成長によって、どんどん可愛く、魅力的になっていくのがずるい。

このゲームは確かに瞬間のインパクトは少ないかもしれません。ただ、この物語が終わった後の寂しさや余韻や、クロエと過ごした1週間の冒険は紛れも無く心に残るものでした。

 

2018年6月7日に、空白の5年間が語られる物語、「life is strange: before the storm」の日本語版が発売されます。本編では悲しい結末となってしまったレイチェルとクロエとの物語です。楽しみ!

 

【PS4】ポータルナイツ レビュー【サンドボックス】

マインクラフトが流行りに流行って、所謂サンドボックス系の類似品が量産されました。その中でもSteamで人気となったものの幾つかはコンソールに移植されるまでになっています。たとえばテラリアだったり、このポータルナイツだったりです。

※マルチが売りの一つである作品でもありますが、あくまでソロでの感想となります。

 

 

マインクラフトとの違い

 ポータルナイツの大きな特徴といえばRPG要素」です。

基本的な流れとしては

「島の探索→ポータルの欠片を6つクラフト→次の島へ」

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を繰り返します。幾つか島を渡り歩いた後、薄味のストーリーが申し訳程度に添えられ、ボス戦となります。

ボス戦は単純な〇連打ではなく、敵の弾をはじき返さないとダメージが通らないなど、意外とギミックに富んでいます。

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マインクラフトと違い、雑魚敵もバリエーション豊富ですし、HPバーなどもあって、こちらもレベルと装備を整えないと厳しいバランスとなっています。

ただあくまでアクションRPG要素はオマケなので、攻撃パターンは1つしか無いし、ロックオンしないと回避行動が出来ない上に、逆にジャンプが出来なくなるなど、作りこみは甘いです。 

レベルデザインに難有り 

ボスを倒す度に基本素材が「銅→鉄→金」となっていき、「作業台」もバージョンアップ出来るようになります。

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武器防具は一見豊富に見えますが、前述の基本素材が無いと作れないので、結局はボスを倒さないと次の装備が作れないという形になります。

残念な部分として、結構すぐその段階での最強装備は作れてしまうので、ボス前まで作る物が無くなり、さっさと先に進めようとせざるを得ない。

サンドボックス系の醍醐味は素材集めであり、宝探しにありますが、このタイトルは「先に進めないと新規素材が出ない」というシステムが自由度を狭めています。RPG要素を入れたことの弊害が悪い方向で発揮されてしまっています。

個人的には良く言われているロードの長さはそこまで気になりませんでした。自宅に戻るのが面倒なくらい。

ただ、偶然見つけた洞窟でモンスターを蹴散らし、宝箱を見つけるという冒険は、興奮に値します。サンドボックスとしての楽しさは十分にあるだけに、ウォーキングシュミレーター的な遊び方がしづらいのはもったいない部分でした。 

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ゲームデザイン 

キャラメイクやUI回りはわかりやすく使いやすいと思います。サウンドもこのジャンルに良くある環境音楽アンビエント的な形で心地よいです。

モデリングもレゴシリーズのようなデフォルメされたキャラクターなので、違和感無く、ゲームに入り込めます。

不満点としては、家具の数は多くありますが殆どがただの置物となっており、使い道が無い所です。みんなで家を作るなど、この辺りもマルチの楽しみになるのでしょう。

 

半分インディーゲーム的な扱いもあって、現在値段も下がっているので、興味ある方はいかがでしょうか。ある程度は楽しめると思います。

【トロフィー】ビビッドレッド・オペレーション あかねとマヨっとオペレーション!トロコン!【KOTY】

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完全に興味本位、思い付きで買ってしまったが、思いのほか達成感があったためレビュー!

KOTYに選ばれるなど一時期話題になった本作。

なんと無料かと思いきや300円取るという。さすがバンナムや!

まあそのおかげでトロフィー実装されたのでありがたいけどさ…

肝心のゲーム内容は、なんと左スティックをグルグルしてマヨネーズをこんもりさせるだけ!以上!まさにゲー無です。

お手軽でトロフィーブーストやでえっ!と買ったのですが、最高難易度のビビットむずかしい」が中々のイライラポイント。

しかもトロコンのためには「おいしい食べ方モード」という謎のモードもあるおかげで、2回クリアしないといけません。

コツとしては、同じリズムでグルグルしないといけないので、余計な情報を入れないことです。

私は「音を消して」「目の端でギリギリあかねちゃんが見える」位にして、スティックに集中してやりました。

あと、「意識的にゆっくり回す」ことが大事です。

普通のゲームは「連打」とか「出来るだけ早く」ってのが殆どなので、無意識に早くなってしまい、それを抑えながら一定のリズムってのが苦労しました。

クリアした時は思わずコロンビアしました。

ん…このゲーム…面白いのでは…??(錯乱)

 

輪るピングドラムに気づいて欲しい【感想・レビュー】

※ネタバレ注意

※100%個人の解釈、考察、妄想、愚痴です。

 

輪るピングドラムは衝撃でした。すごい作品です。語彙力消し飛ぶ。

沢山感情や意見はあるのですが、総括すると「すごい」作品です。

ストーリーや細かい考察などは様々な所で細かく記されているので省略しますが、私はこの作品を通じて感じた、現代社会へのメッセージを記したい。仕事のストレス発散です。

 

この作品は大人の大部分を占める、「何者にもなれない大人」が見て「気づく」アニメであると思います。

現在社会の隅々まで浸透しきっていて、我々は無意識に守り、遵守している「常識・固定観念という部分に疑問を呈し、

「家族=愛では無い」

「選ばれないことは死ぬこと」

「きっと何者にもなれない」

と、思考の奥底、きっと我々が本能の部分で感じている所を暴きます。露にします。

普段は固定観念がオブラートとなり、見て見ぬ振りどころか、考えることを禁止されているレベルで無意識に刷り込まれている部分を「裸にする」ので、この作品を見ても意味不明という感想を持つ人は、普段固定観念に囚われすぎているということなのではと。是非現在の社会がおかしいということに気づいて欲しい。

 

この作品では「愛」と「自由」を説いています。

愛は言わずもがなピングドラムであり、林檎をメタファーとして兄弟の中で分け与えられることで表現されています。

登場人物の殆どが愛されなかった子供、「社会の奴隷の被害者」であり、それゆえに承認欲求が非常に強い。

普通に育ってきた大部分が、何も気づかず行動を起こさない一方で、行動動機が明確である彼ら(現実にも沢山いるのでしょうが)こそが生存戦略しているのでしょう。

 

「自由」とは「きっと何者にもなれないお前達」「個が無くなり透明になる」という部分から脱却すること。これこそ我々への警鐘です。

「右に倣え」を生を受けた瞬間から刷り込まれ続けている我々にとって、透明になることは必至であり、常識という洗脳そのものです。普通こそが素晴らしい、皆と一緒が一番重要だという個の透明化は、良くも悪くも普通から外れた者に対しての強烈な迫害となり、色を持つ事が排除の対象となります。

「こどもブロイラー」というのは幼児虐待の意味が主でしょうが、悲しいことに、大人に当てはめてみても全く違和感がありません。我々も、名前がない透明な膝を抱えたモノでしかない。

 

作品のメインテーマは愛でしょうし、兄弟3名の苦悩と渇望が他のテーマと絡まりながら進んでいきます。最後は妹のために兄二人が無かった事にされるわけですが、物語は綺麗に描ききっています。

しかし、こどもブロイラーや、何者にもなれない大多数の我々の解決はありません。ただただ真実が暴かれてしまっただけです。

この醜い世界のシステムはそのままです。根本的な解決はないままです。

個人的にはアニメの中だけでも革命成功させて崩壊させて欲しかった。悪者側を半ば本気で応援してしまったのは私だけではないはずです。

大多数の「何者にもなれなかった大人達」へ、こういう問題が現実とリンクしている事を気づいて欲しい。そう思わせる作品でした。

【PS4】パラッパラッパークリア! 良い意味でも悪い意味でもベタ移植【感想・レビュー】

新年のセールで買ったものをやっと崩しています。こんばんは。

↓ゲオの新年セールで半額でした。その記事は下記。 coffeetv13.hatenablog.com

 

その中でパラッパラッパーを一通りクリアしましたのでレビューを。

このゲームは1996年にPSで発売されたタイトルであり、PS4版はそれのHDリメイク版となっています。

大きな違いとしてはゲームプレイ画面の高解像度化…のみ!です!

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ステージの冒頭に挿入されるストーリーパートのムービーシーンは当時のままとなっています。ここは是非HDで見たい部分でした。

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↑ここは綺麗なムービーを見たかった。

こういうベタ移植の何が問題かというと、当時から言われていた

「理不尽な判定のシビアさ」までもそのまま移植されているということ。

発売当時、音ゲーというジャンルはまだ殆ど存在していなかったのもあって、システムやボリューム、プレイヤーに工夫させるような仕組みや評価など、あらゆる面で非常に作りが粗いです。

特に「何をどうしたら上手くなるのか」という部分で具体的な解決手段が示されないので、クリア出来たとしても、たまたま上手くいった」感が非常に強かったです。ワンフレーズ毎にしか評価が無いので、どこの音がズレているかがわからん。

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繰り返しになりますが、判定はマジでシビアです。特にステージ4。ここだけバグじゃないかと思う位上手くいかなくなるので気をつけてください。

コツとしては、ワンテンポ遅くリズムを合わせると上手くいきます。気持ち遅め位で丁度いいと思います。(個人的見解)

と、いきなり不満点を述べましたが、基本的にはノリノリで楽しいです。

ベタ移植なので(よくある)改悪はされていないですし、サクッと遊べるのでコストパフォーマンスは高めです。

トロフィーも取りやすい方だと思います。

練習→難易度やさしい(全3ステージ)→ふつう(全6ステージ)

をクリアすれば4割程度はトロフィーを取ることが出来ます。全ステージCoolクリアとかあるので、トロコンは鬼畜っぽいですが。

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↑Awfulで終わると取れるトロフィーなんかもあります。

今だとインディータイトルとして出そうですね。

AAAタイトルの合間に気分転換でやるには丁度いいタイトルだと思います。

【PS4】Vostok inc. 攻略とレビュー

経営シミュレーションシューティングゲームという新しいジャンルでDL専用ゲームとして2017年10月に発売。

新年セールで半額になっていたので、シミュレーションゲーム好きの私としては買うしかねえ!ということで購入。

その後積んでいたのですが、ようやく手が伸びましたので簡単な攻略と感想を。

 

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最初に…このゲームは経営シミュレーションゲームではありません。

「クッキークリッカー+「シューティング」です。

 

流れとしては

 

施設建設→ステージ毎に定められている額まで稼ぐ→ボス登場→撃破→次ステージへ

 

の繰り返しです。

 

お金の貯め方

ステージ毎に星が幾つかあるので、そこに施設を建設(一瞬で出来ます)します。

施設はお金(ムーラ)が増える倍率を上げるものであり、種類やアップデート機能もありますが、施設ごとに特徴があったりなどはないです。

ただただ膨大に作ります。工場100個とか。

なお、頭を使う必要はありません。ただひたすらに倍率を上げる為に連打。購入資金が乏しくなってきたら増えるまで放置し、増えたら建物を増築。

施設で取得倍率を上げるシステムはクッキークリッカーFGOでのバレンタインイベント的なやつです。同じ時期に二つ同じようなシステムのゲームを遊ぶとは。

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その他お金増やす方法として、宇宙空間に漂流している人をマネージャーや重役として雇うシステムがあります。

高級食材や贈り物をすると重役のやる気が上がり、毎秒の稼ぎに+〇%してくれます。

その資材は敵や岩を砕くことで手に入る他、ミニゲームをやることで手に入ります。ただミニゲームより岩砕く方が効率がいいのでやらなくてもいいかな…

しかしトロフィーの要件となっているので、トロコン目指す方は頑張る必要があります。具体的にはゴートシミュレーターにもあった、ジャンプをコントロールしながら進めていくやつとかです。きつい。

途中から重役も増えてくる割に、すぐ機嫌が悪くなるので、高級資源を集めるのが超ダルくなります。

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↑太陽に突っ込んで通り抜ける事で貰えるトロフィーもあります。

シューティング要素

星間を進んでいると雑魚が沸いてきます。それを撃退する方法がシューティング要素となっています。普通のシューティングではありますが、こっちのバリアが非常に強力なので、難易度は低くなっています。

爽快感はなかなかあり、特に後半の武器だとバカスカ岩も敵も砕けるので気持ちいい。しかし、当たり判定がシビアだったり、敵との直接接触がめちゃめちゃ痛かったりするので、そこは注意

的に当て続けることで最大100コンボまで繋がり、それによってダメージ倍率にボーナスが付く仕様となっています。ただ途切れるまでの猶予タイムが非常に短いので、とにかく当て続けるのがコツです。

あとは前述の通り、一定数までお金が貯まるとボスがポップしますので、撃退します。

ボスは強いです。雑魚との差がやばい。こちらのバリアを一瞬で剥がして来るので、特に後半のステージだと結構しんどいです。

また、一般的なシューティングゲームではカプセルを取っていって武装を強化したり、ミサイルが出たり、ビームになったりしますが、このゲームでは武装はお金で購入という形です。 

敵を倒す、岩を砕く、〇〇の建物を〇〇個建てるなど、細かく目標が設定されており、それを潰していくのが次の指針となるのでそこは楽しかったです。

全部で500項目あり、トロフィーはその中でも難易度が高めの目標に設定されています。全体的にトロフィーは取り易いとは思いますが、私はミニゲームが面倒なので早々に諦めました。 

強化要素

マザーベースという施設が本拠地となるのですが、こちらで武器の強化、本機の強化、レーダーの強化などが可能です。

このゲーム、チュートリアルは丁寧(っぽい)ですが、細かい部分の説明が無いので、武器の強化などはステージ2まで気づきませんでした。

マザーベースのUIで「L1ボタン」や「R1ボタン」で他強化画面に移れるなんて言ってたっけ…

武器は3種類(通常弾、レーザー、ミサイル)あり、それの組み合わせによって攻撃方法が変わります。たとえば通常弾+レーザー+ミサイルを設定するとレーザーユニコーンという謎の攻撃方法に。これが強い。

ただ新たな武装は非常に高額なので、結局使えるのは終盤になってしまいます。 

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↑通常弾とミサイル2種で誘導弾(ハート)になります。使わない。

総括

全体的に誘導されている感がとても気になります。

施設の建設費も、ある程度を境に一気に値段が上がりますし、武器やレーダー等の購入費もこのステージはここまでね。次のステージではここまで。と暗に決められていて、結局一本道かい!というのが萎えます。

ボスが強いので武装強化しようにも、ある段階までしか現実的に強化が出来ず、結局決まっているカードで戦うしかないという。しかもやられるとお金が半分になるのでまたボスに挑むために一定数まで溜めないといけない…と、先に進むモチベーションを削ぐには十分です。

いづれにしても、秘書?のジミーのコメントや施設の説明など、こういうお馬鹿なノリに乗れるかが肝だと思います。最初はとても楽しいのですが、作業と感じたら一瞬で飽きる。

ただ、シューティングの部分は爽快感がそれなりにあるので、手持ち無沙汰だけど本格的なゲームは疲れるなー。何も考えずダラダラ遊びたいなーという時はピッタリだと思います。