Diving Cowboy

電脳世界のデフラグを。

『Undertale』考察と残された謎

とりあえずNルートとPルートが終わりました。Gルートは心折れそうなので解説とかで保管。
おそらく謎のまま語られることは無いんだろうなあということも含めて疑問があった部分を書き出してみたいと思います。

 

※ネタバレ注意!!

 

 

1.主人公について


名前はフリスク。それ以外は一切不明です。

キャラ(名前を付けた人物)との関係だったり、何故地下に落ちてきたのかなど、動機も家族構成も年齢も性別も不明です。

プレイヤーの分身と言ってしまえば簡単ですが、ではなぜキャラという別主人公的
ポジションを用意したのか。その辺は考察してほしい!という事なんでしょうか。

選択肢を見ていると中々口調などはノリが良い人物であることはわかります。

唯一ヒントがあるのが、Pルートのエンディング。トリエルと暮らすか、戻る場所があるので帰るか、選択が可能です。

この選択肢が出る時点で、おそらくフリスクは人間界では良い環境では無かったのではないか。
少なくても良い関係の人物がいれば、落ちた時点で警察の捜索やらで地下世界にも何かしらの人間界の声が聞こえてきそうなもんですが、一切描写がないので、探す人もいない…?ということなのかな。

キャラの考察で自殺するほど人間を恨んでいたというのがありましたが、フリスクやもしかしたら他に落ちた6名も輪るピングドラムでいう「こどもブロイラー」にいた子供達だったのかもしれません。

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2.人間界について


人間はモンスターよりも圧倒的に強く(普通の子供であるフリスクがモンスター最強の戦士にすら勝てるほどに)絶望の対象という記述は物語上繰り返し出てきますが、現在の人間界の記述はほとんど出てきません。

唯一の記述はアズリエルがキャラを殺したと勘違いされて人間達に襲われるという部分ですが、アズリエルがモンスターであるという認識があったようなので、人間達からは創造上の生物とは思われていないようです。

また、Pエンドの最後でパピルスとサンズが高速道路的な舗装道路を走っている部分があったので、文明も今の我々とそう変わらなそうです。

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まあガラケーが化石って呼ばれる世界だし。
となると、前述にある警察的なものだったりは当然ありそうだなあと思います。
あとはやっぱりキャラがここまで人間を憎むということは、人間界は酷い所であると推測でき、Pルートで地上に出てきたモンスター達が排除されないか非常に心配になりました。 

3.感想とか

 

所謂J-RPGに対するリスペクトを十二分に感じるとともに、全部分かった上で罠をしかけてくるようなゲームでした。

ニーアは記憶を消すとセーブが全部消えるなどのギミックがありましたが、そういったセーブやロードと言った概念=メタ要素を物語の「根幹」に組み込むなど、今までに無い演出方法が画期的であって、評価されたポイントなんだなと。

あとは何と言っても音楽が素晴らしいです。メタトン戦は無限に聞ける。

コアでゴミ箱にハンバーガーが入っている演出や、装備した際のSE、アイテムの説明文など、至る所にMOTHERの影響が感じられます。すてき。

私は一番好きなゲームは何ですか?と聞かれたら「MOTHER2」と答える位好きなので、もう新しい展開が見込めないMOTHERの片鱗が少しでも感じられたこと自体がとても嬉しかったです。

それもあって、アンテ界隈ではサンズ=ネス説が囁かれてます。確かにサンズはテレポートが出来ることは確定ですし、サンズの家の後ろに意味深に機械が置いてあったり(スペーストンネル?)、設計図が読めなかったり(どせいさん語?)

意味もなくそんな事はしないでしょうから勘ぐってしまうのも当然で、これも好きに考察してーって事なのかな。

願うべくはもうちょっと長い物語ならフリスクはもちろん、仲間たちへの感情移入が出来たんじゃないかなと思います。

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undertale2が出たり?したり?