Diving Cowboy

電脳世界のデフラグを。

【トロフィー】Fate/hollow ataraxia トロコン!レビュー!

2ヶ月ほど積んでましたが、ホロウをトロコンしましたので、紹介と感想・レビューを!

※ちょいネタバレ注意。というか↓がすでにネタバレ

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1.Fate/hollow ataraxiaとは

TYPE-MOONより2005年10 月28日に発売された伝奇ビジュアルノベル
Fate/stay night』のファンディスクであり、 続編にあたります。2014年11月27日にはPS Vita版が発売されました。
PC版との違いは、大人なシナリオ及びCGの削除、追加要素としてはフルボイス、OPアニメーション2本となります。
大人なシナリオ部分は、Hなものと、未成年の飲酒を連想させる部分が削除、または変更となっています。
たとえば、夜の過ごし方の部分で、「(……なんとなくお酒の予感がする……)」が、「誰かの気配~」的な選択肢に変わってたり、
表現も「濃いジュース」や「霊薬」という形になっています。全年齢版だからね、しょうがないね。

OPアニメーションはFate/ZeroUBWを作成した、ufotableが担当しており、カレンやバゼットを綺麗な作画で見れるというだけで買う価値があります。
ただアニメーションの2本目はかなり物語を進めないと解放されないので注意。

第5次聖杯戦争から半年、10月8日~10月11日の繰り返す4日間をめぐるストーリーです。
なぜこの4日間が繰り返されるのか、なぜ消えたはずのキャラが生きているのか。
第5次にいなかった分子とは…という謎を解明していきます。
昼は衛宮士郎目線で、ステイナイトの後日談かつ新規情報を基本コメディ目線で。
夜は繰り替えす4日間の謎を解明していく解決編となっています。

と、もちろんFateシリーズ特有の複雑で重い物語が展開されるのですが、このゲームの「売り」は第5次の後日談として、「可能性としてありえた」物語が見れるということです。

Fate/stay nightは3ルートあり、それぞれセイバー、凜、桜ルートと、ヒロインも異なるのですがルートによって生きてたり死んでたりするキャラが存在します。
そして、このFate/hollow ataraxiaは3ルートが統合したような作りになっています。というか

イベントによって士郎が誰と付き合っているかが違う気がする。

ので、エピソードそれぞれで独立していると思います。

2.トロフィー関連

「!」が付いているエピソードを進めることで、「フラグ」が集まり、ストーリーが進んでいきます。
フラグを手に入れるとトロフィーがアンロックされます。つまり、

ストーリーを進めるだけで殆どのトロフィーは取得できます。

攻略サイトを見る必要もないと思います。あとは「スペシャルギャラリーを揃えた」のトロフィーに関しては一本道でストーリーを進めても埋まらない
(と思う)のですが、クリア後でも4日間は繰り返せるので、後で回収しても良いと思います。

なおトロコンまでは35時間程度でした。

ちなみに未読スキップは無いので、Fate知らないけどトロコンのために…という方にはあまりおすすめできません。

3.感想

Fate/stay nightは3ルートあることもあって、それぞれのヒロインにファンがいると思うんですが、すべてのファンが満足できるボリュームとクオリティだったと思います。

セイバーも凜も桜もイリヤもライダーもキャスターも、全員かわいい。

私は前作はプレイしておらず、完全にアニメ勢なので、実はヘブンズフィールは映画分までしか知りません。
なので桜とライダーに関しての設定においてちょっとネタバレチックなところはありましたが、概ね楽しめました。

個人的にはセイバーと桜とライダーがとても良かった。
この3名に焦点を当てて感想を述べたいと思います。

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ライダーの身長に関して「でかくてコンプレックス」という発言がかなり多いので調べてみたら

「172cm 57kg」って!全然でっかくないよ!

話が膨らむので多様していたのだと思うのですが、あまり説得力は無い設定でした。ゴルゴーンになってしまった時のイメージがライダーの中にあるのかな。
そういえば、ホロウだとゴルゴンだけどFGOだとゴルゴーンなのは理由があるんですかね…
あとライダー関連でいうとステンノとエウリュアレがホロウで初登場ですね。
てかFGOの話ですが、アナちゃんはライダーリリィだと思うのですが、上2姉妹とはそんなに似てませんね。
後天的に成長してしまうのではなく、先天的にライダーだけ成長してしまうという形なのでしょうね。ってエピソードあったね!

言葉では無く、実際に「実行」に移したのは桜でしたね。プールのシーンは積極的でしたね。

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桜、恐ろしい子

確かリリース時点(2005年)では桜の人気はあまりよろしくなかったようで、人気投票でもライダーに抜かれていたようです。
UBWを見返した時に殆ど出番がなかった…ヘブンズフィール2話も非常に楽しみです。
ただ、ホロウでは出番が多かった!桜、大勝利!

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FGOの方でセイバーの幕間の物語を見ていたのですが、FGOでは本編を思わせる記述は非常に少ないですね。
時系列的には未来の話なので、ステイナイトは経験済みのはずですが、本編の終わりで本当の意味で「英霊の座」に着いたので、完全に別人としての召喚という事でしょう。
ラストエピソードで「衛宮士郎に召喚されたアルトリア」は英霊としてのセイバーと切り離されて、意識だけ独立した。ということでしょうか。

いづれにしてもFGOでは不自然にあっさりしていて、何か意図があるように見えてしょうがない。メインにも出てこないし。
それとも士郎の時がそんなに楽しかったのか…と思うくらい、ホロウでのセイバーは生き生きしていました。

あと、第3者目線でのセイバーが多く描写されたのが印象的でした。
陸上部3人組や、弓道部一同など、一目で王の器、気品を感じて恐縮してましたね。一般人目線でのセイバーの印象が新鮮で面白かったです。

あとの描写は殆どが安心のハラペコ王でした。

この物語はあくまでアンリマユが見た4日間の「夢」であり、「作り物」です。
ただその中でも「可能性としてありえた世界」を描写しているという設定が美しくて儚いものでした。

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これが言いたかっただけ。